燃焼の流れ
 
    薪の投入直後は給気を開き、薪が燃焼室内の温度を奪う力と同等もしくはそれ以上の熱源を確保します。
   
   
   
※ダンパーがある機種は閉めます。
   
   
   
  
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    乾燥後の薪により、燃焼室内の温度が急上昇するので、十分な温度に達したら給気を絞ります。▼
    給気を絞ると十分な酸素が薪に届かず、不完全燃焼を起こし、燃焼室内に可燃ガスが充満します。▼
    その可燃ガスを二次燃焼機構で完全燃焼させます(十分な熱量が必要)。※ダンパーがある機種は閉めます。
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    燃焼室内の温度が下がった場合、二次燃焼するだけの熱源が無いため、煙突から可燃ガスが逃げてしまい、非効率です。▼
    熾き火が大量にあると給気を絞っても温度が維持され、基本的には大幅に上昇することもありません。▼
    熾き火が適量になったところで、次の薪を投入します。● 基本ポイント
  - 給気を開けると温度は上昇する。炭化も早く進む。
 - 給気を絞ると温度は維持もしくは低下。炭化は緩やか。
 - 薪は水分を蒸発させるため燃焼室内の熱を奪いながら乾燥していく。そのため燃焼室内の温度は低下する。
 - 乾燥した薪は可燃ガス(煙)を放出しながら炭化していく。このガスを燃焼させる為に、ストーブを適温に維持する。
 - 着薪から灰へ炭化していく過程で、炎を上げて燃える時間は全体の1/3程度。2/3は熾き火の状態。
 - 熾き火(炭)は燃焼に多くの酸素を必要とせず、給気を絞っても煙を出さずに熱を発する。
 


    使用開始時はゆっくりと本体を暖めて、本体・ガラス・レンガ・タイル等を少しずつ膨張させて下さい。
  
  
    薪は本体が充分暖まってからは2〜3本(1〜2kg)程度が最適です。 薪を追加する際は、十分な熾き火ができる量を一度に追加します。
  
  
    空気口の調整は本体が充分暖まってからにしましょう。空気口を閉め過ぎるとタールが発生し、煙突内部に付着してススが溜まりやすくなります。
  
 


薪ストーブの使い方